洗面台は日常的によく使う場所であり、トラブルが起きるケースも少なくありません。
特に、排水口は詰まりが生じやすい部分であるため、水が流れないトラブルに直面したことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで本記事では、洗面台の排水口に詰まりが生じた際の対処法や、詰まりを起こさないための予防方法などを紹介します。
洗面台の排水口のトラブルを回避したい方は、ぜひ最後までご覧ください。

洗面台の排水口に詰まりが生じる原因

まずは、洗面台の排水口が詰まる主な原因を紹介します。

原因①髪の毛

洗面台の排水口に詰まりが生じる原因として、もっとも多いケースが、髪の毛の詰まりです。

髪の毛は洗面台周りに落ちていることが多く、気がつかないうちに排水口に流れ込んでいます。
また、洗面台の排水口にごみ受けを設置しても、ごみ受けの穴を通り抜けてしまい、結果的に排水口を詰まらせてしまいます。

原因②固形物

ピアスや指輪などのアクセサリー類や、メイク道具などの固形物が排水口に流れて、詰まりが発生するケースもあります。
特に、日常的に洗面台で身だしなみを整えている場合は、うっかり落としてしまうことも少なくありません。

原因③石鹸カス

排水口のなかに蓄積した石鹸カスが、詰まりの原因になることもあります。

洗面台で、ハンドソープや歯磨き粉、洗顔用石鹸などを使用される方もいらっしゃるでしょう。
これらを使用すると、汚れを含んだカスが排水口に少しずつ蓄積されて、結果的に排水口が詰まるほどの汚れになるのです。

原因④水垢

水垢も、石鹸カスと同じように排水口のなかにこびりつきやすい汚れであり、蓄積されると詰まりにつながります。
なお、皮脂汚れや雑菌だけでなく、水道水に含まれるマグネシウムやカルシウムなどが固まったものも、水垢に含まれます。

洗面台の排水口に詰まりが生じた際の対処法

ここからは、排水口の詰まりを解消できる、5つの対処法を紹介します。
排水口の詰まりにお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

方法①ごみ受けのごみを捨てる

排水口が詰まっている場合は、まずは排水口のごみ受けを確認しましょう。
水が流れないほどごみや汚れが溜まっている場合は、除去することで詰まりは解消されます。
ごみ受けには、ぬめりや石鹸カスなどが付着することもあるので、普段からこまめな掃除を心がけましょう。

方法②S字トラップを掃除する

排水口の下にある、配管がS字に曲がっている部分のことを「S字トラップ」といいます。
この部分にごみや髪の毛、固形物などが溜まることで詰まりが生じている場合は、配管を分解して、汚れを除去しましょう。

また、S字トラップに溜まっている水(封水)には、地下からの下水のニオイや虫の侵入を防ぐ役割があります。
そのため、S字トラップの掃除が終わったら、水を10秒ほど流して、封水を溜めてください。

方法③パイプクリーナーを使用する

配管の分解作業に不安を感じる方は、「パイプクリーナー」を使用して掃除しましょう。
パイプクリーナーは、排水口内の髪の毛や水垢などを溶かし、詰まりを改善する効果が期待できます。

ただし、パイプクリーナーの使用時は、ほかの洗剤と混ぜてはいけません。
パイプクリーナーと洗剤が混ざると、人体に悪影響をおよぼす有毒ガスが発生する可能性もあるので、単体で使用しましょう。

方法④ラバーカップを使う

ラバーカップとは、トイレの詰まりを解消する際に使用される掃除用具で、「すっぽん」ともよばれます。
トイレの詰まりの解消だけでなく、洗面台の排水口の詰まりの解消にも効果が期待できます。

トイレで使用する際と同じように、洗面器に水を溜めて、排水口にラバーカップを押し当ててから引き上げるという行動を繰り返し行いましょう。

方法⑤専門の業者に依頼する

上記の方法を試しても詰まりが解消されない場合は、排水管の奥にトラブルが生じている可能性があります。
この場合は、個人で解決することは困難です。
無理に配管を分解しようとしてけがをしたり、配管を壊してしまったりすることも起こりえます。

被害を拡大させないためにも、洗面台周りのトラブルに強い専門業者に相談しましょう。

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洗面台の排水口の詰まりを予防する方法

洗面台を快適に使用したいのであれば、詰まりが生じないように予防策を講じることも重要です。
ここからは、洗面台の排水口の詰まりを未然に防ぐための方法を紹介します。

方法①大量の髪の毛や固形物を排水口に流さない

大量の髪の毛や固形物などを排水口に流さないことが、詰まりの予防にはもっとも効果的です。
特に、アクセサリー類や洗面用具などの固形物を洗面台で扱う際には、洗面台に落とさないように注意しましょう。
また、ごみ受けに髪の毛や汚れなどが溜まらないように、こまめに掃除することも心がけてください。

方法②定期的にパイプクリーナーで洗浄する

固形物を流さないように注意しながら使用していても、排水口の内部には髪の毛や石鹸カス、水垢などが蓄積されてしまいます。
これらの汚れは、普段の掃除だけでは取り除けないので、定期的にパイプクリーナーを使用して掃除しましょう。

洗面台の排水口の詰まりが生じたら適切な対策を講じましょう

いかがでしたでしょうか。

洗面台の排水口は、固形物や髪の毛の流入、または水垢や石鹸カスの蓄積などが原因で詰まりやすい場所です。
ほとんどの場合は、配管を掃除したり、パイプクリーナーで配管内を洗浄したりすることで解消されます。

もし、配管を分解する作業に自信がない方や、さまざまな方法を試しても詰まりが解消されない方は、専門の業者に依頼しましょう。

東京水道センターでは、洗面台のトラブルや詰まりなどの対処を行っております。
24時間、土日祝日も対応しているので、水回りのトラブルにお困りの方は、お気軽にご相談ください。

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